穴を掘り~基礎石をモルタルで固定【カーポートDIY #5】
前回で遣り方の作業が完了し、カーポートの位置を決定しました。
続いて基礎の工程に移ります。
基礎工程のおおまかな流れは
です。
YouTubeに動画版もアップしていますので、併せてご覧いただくと分かりやすいです!
それではさっそくいきます!
穴掘り
まずは基礎石を埋めるための穴を掘ります。
なぜ基礎石を埋めるかは深く考えた事は無いです。が、単純にそちらの方が露出しているよりも固定されるのと外部の影響を受けにくいからだと思います。
基礎石に合う深さの穴を掘ります。
私が使ったのは単管パイプ用の基礎石(150×190×190mm)です。
基礎石をどのくらい埋めるかに正解はないみたいですが、基本的には2分の3くらいが埋まればいいかと思います。
ただ私の土地は完全に平坦では無いため、全ての基礎石が同じくらい埋まる訳ではありません。
結局、深さは適当でいいということになります。
目印として刺していた杭を抜き、基礎石が十分入る大きさの穴を掘っていきます。
私の土地は水はけもよく、フカフカのためサクサク穴が掘れます!
基礎石の位置を狭めに調整したことを除き、特にトラブルもなく穴掘り完了です。
下地作り
下地作りは必須ではないですが、念の為行ったので書いておきます。
土は水分や温度で変化しやすいもの。
そこに基礎石をそのまま埋めてしまうと、時間の経過で傾きやずれが発生するかもしれません。
そこで基礎石を埋める前に、砕いた石を敷き詰めます。
私は路盤材を使用しました。
敷き詰める工程は転圧といって、圧力を掛けて敷き詰めた部分を平にしたり崩れないように固めます。
本来転圧にはというタコという道具を使いますが、無かったので単管パイプ用の基礎石を使いました。
簡単に自作できるようなので小屋建設の時はDIYしてみようかな。
ちなみに基礎石の使用はダメージがいくので絶対におすすめしません。マネしないでください。
モルタル作り
転圧が終わったらモルタルを作ります。
モルタルを作る理由は以下の2点。
1.水平を作るため 2.基礎石を固定するため
さっきの工程で行った下地作りが必須じゃないのは2番と役割が被るためです。
モルタルはドライモルタルをホームセンターで購入(1袋25kgで十分足りました)。
一応パッケージの裏に記載されているのを元に水と混ぜます。
が、もともと計る手段がないので結局目分量に。
季節によってもベストな水配分は異なるらしいです。
おそらく厳密なものではなさそうなので良しとします。
トロ舟と穴掘り用のスコップで混ぜたのでなかなかの重労働でした…
モルタル&基礎石投入
モルタルが作れたら穴に投入します。
事前に基礎石を水に浸し、モルタルと結合しやすいようにしておきます。
モルタルを適量投入。(適量がどのくらいかはわからない)
ここで注意するのは、全ての基礎石の高さが同じになるようにさせることです。
高さを一致させる方法は、理論上は「穴の高さを揃えて下地とモルタルの厚さを一致させる」こと。
でも、すべてを完璧に揃えるのはDIYでは不可能に近いです。
そのため、最終工程のモルタルで高さを合わせることになります。
この時のポイントは一番高さがある穴から始めること。
なぜなら低い位置から始めると高い穴で調整しなければならず、その手段は穴掘りになるからです。
石の下地を剥がして穴掘りするよりも、モルタルの量で調整する方がずっとラクです。
まずは基礎石をモルタルの上に載せます。
そうしたら水平と位置、高さをなんども調整します。
調整の仕方は以下の通り。
- 水平→水平器
- 位置→水糸
- 高さ→馬鹿棒(水糸の高さで線を引いた真っ直ぐな棒。私は竹を使用)
ここが基礎作業で最も大変な部分でした…
なんとか調整出来たら側面にもモルタルを塗ります。
1日で終わったものの、夜遅くまでやることになりました。
養生
次に養生に移ります。
余っていたドライモルタルを穴に振りかけて適当に水を撒いていく。
基本的に水分がたっぷりある状態の方がキレイにモルタルが硬化するため、できるだけ水は使います。
ダンボールを被せて約2日養生。
動かしてみようとしたが、しっかりと固まっていて微動だにしません。
無事に基礎作業を完了出来たようです!
最後に
今回は単管パイプカーポートの基礎作業を書きました。
基礎工事がカーポート建設の作業で最も大変でした…
特に、ミスすると取り返しのつかない位置調整がえげつなく地道で時間がかかりました。
モルタルを初めて使って緊張の連続でしたが、なんとか問題なく終わって良かったです。
(モルタルを触った軍手は完全に硬化してしまいましたが笑)
次は単管パイプを組み立てる作業です。
最後までお読みいただきありがとうございました。