見落としがちな格安SIMの最大のデメリット
最近、『格安SIM』が節約手段の代表例として世間にかなり浸透してきたように思います。
私もMVNOの楽天モバイルを使い始めて1か月が経ちますが、基本的に大満足です。
しかし、一点だけ「これは結構なデメリットだな」と感じたことがあったので紹介します。
格安SIMで『数量限定の早い者勝ち競争』に勝つことは不可能
格安SIMの最大のデメリットは『数量限定の早い者勝ち競争』においては最弱であることです。
『数量限定の早い者勝ち競争』とは、需要が高すぎて買いたい人が殺到し、すぐに売り切れてしまう商品を買う競争のことです。
例えば、
- 人気アーティストのライブチケット
- 品薄状態が続く人気商品
- 話題の新作商品
- ネットオークションで残り時間ギリギリの入札
- etc...
などがあります。
格安SIMでこれらの『数量限定の早い者勝ち競争』に勝つことはあきらめなければいけません。
光回線や大手キャリア相手に通信品質で格安SIMが勝てるわけがないからです。
格安SIMは通信品質で絶対に勝てない
格安SIMは、通信インフラを持つ大手キャリアから決まった量の回線をレンタルして運用されています。
レンタルされる回線の量は、大手キャリアが持つ回線の内のごくごく一部です。
格安SIMが安い理由の一つが、保持する回線の量が
つまり、ユーザーひとりひとりが使える回線量が少ないため、大手キャリアより安い価格を実現できている1のです。
イメージとしては光回線/WiMAXが高速道路、大手キャリアが下道の幹線道路、格安SIMが住宅街の道という感じです。
それぞれの道路でクルマの台数は同じです。 更に、クルマが出せる時速にも違いがあります。 もちろん、右に行くほどスピードは速いです。
格安SIMで『数量限定の早い者勝ち競争』に勝てるかというのは、 混雑時に住宅街の道を使って目的地に最速で着けるかという質問に置き換えられます。
そして、質問の答えはNOです。 明らかに高速道路や幹線道路に勝てるわけがありません。
では、どうすればよいのか
基本的に格安SIMで『数量限定の早い者勝ち競争』には勝てないと割り切るしかありません。
とはいえ、どうしても勝ちたい『数量限定の早い者勝ち競争』もあると思います。
私もUber Eatsの配達バッグが欲しかったのですが、コロナの影響で需要が急増し、かなり入手困難な状況でしたが、WiMAX回線を使い、何とか入手することが出来ました。
格安SIMではどうやっても無理です。
- 格安SIMしか持っていない
- お金もかけたくない
そんな方には2パターンの対策があります。
1番は無料で出来ますが、最近の公共WIFIは住宅街の道~幹線道路レベルです。格安SIMと大差ないこともあるので、ダメもとで試してみてもいいかもしれません。
2番は低コストかつ確実に勝率を上げることが出来ます。 1日レンタルでWiMAXは400円(税抜き)~です。 どうしても勝ちたい競争が400円以上の価値があると思ったら試してみてください。
まとめ:通信品質とコストはトレードオフ
以上、見落としがちな格安SIMの最大のデメリットを紹介しました。
格安SIMは通信品質を落として安価で通信環境を提供しています。通信品質で競争するとどうしても勝てないのは当然です。
格安SIM、大手キャリア、光回線、WiMAX、どれもメリット・デメリットがあります。
自分のライフスタイルにあった通信環境を整える参考になれば幸いです。
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人件費や設備費を抑えているからなど、他にも安い理由はあります↩