20代で田舎に移住&山小屋を建ててスローライフ始めました

新卒で入社した会社を1年で辞め、Bライフ・小屋暮らしで低コストで豊かな生活を目指すブログ

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父の死から学んだたった一つのこと

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身内に不幸があり、おとといと昨日にお通夜とお葬式に行ってきました。

お通夜やお葬式というのは、亡くなった方のことを想い偲ぶ絶好の機会です。

言い換えると、スマホや外部の情報をシャットアウトして、意図的に考える時間を設けられる場なのです。

そして、今回あらためて思ったこと。

それは、『やりたいことをやらずに終える人生ほど不幸なことはない』ということです。

先延ばしにするのは『義務』か『やりたいことか』

私は今年で25歳になります。

これくらいの年になると、身内の不幸も増えてきて、お通夜やお葬式に行く機会も増えてきました。

故人のことを偲び寂しくなるのですが、私が最も思いをはせるのは『彼/彼女は人生を後悔なくやり終えられたのかな』ということです。

死ぬ間際に「あれもしたかったこれもしたかった」と思う人生は不幸な人生だと思うのです

それくらい『やりたいこと』は人生の幸福に強い影響を与えることだと思います。

もちろん、不幸かどうかや後悔の有無は本人のみぞ知ることですが、一人だけ後悔の残る人生だったのではないかと思う故人がいます。

それは、私が大学生の時に亡くなった父のことです。

『義務』を果たすだけで人生を終えてしまった父

なぜ父は後悔の残る人生だと思うのか。

それは『義務』を果たすだけで人生の時間を使いきってしまったからです。

父の生き方はとても典型的です。

大学を卒業して会社に就職し、30代前半で結婚し2人の子供に恵まれ、一つの会社を勤め上げた立派な社会人です。

残業で夜遅くに帰宅することはザラで、単身赴任も経験しています。

家にいるときの口癖は「仕事でつかれてる。しんどい。」

実際に疲れていたのでしょう。家にいるときは自室にこもり、テレビばかり見ていました。

父親と遊んだこと、構ってもらった記憶はほとんどありませんし、家事をやっているのもみたことがありません。

そのため家庭内では孤立

母親・兄・私VS父親の構図が当たり前でした。

もちろん父には感謝してもしきれませんが、感謝の大半は金銭的な援助に留まってしまいました。

そんな父は、60歳でこの世を去りました。

ようやく定年というときに病気が発覚。それから1年ほどの命だったのです。

父親に同行し、医者と今後の過ごし方の話をした際も、

まだ死にたくない。。。

と涙ぐんで言っていたのを鮮明に覚えています。

もし私が父親でも「そりゃまだ死にたくないよな」と思います。


40年近く好かれることもない家族のために一所懸命に働いてきて、ようやくきた定年前に病気が分かり、余命が1年しかないなんて辛すぎる。

子供の養育費、車や家のローンがあるから仕事を辞めることはあり得なかった。」

我慢して家庭のために働いていたのに。」


余命宣告されて、こんなこと思いながら死んでいきたくありません。

やりたいことを先延ばしにするのは人生を幸せにとってリスクでしかない

では、私が父の死から活かせることは何か。

それはずばり、人生の過ごし方として『義務』ではなく『やりたいこと』を優先することです。

以下のような『義務』を果たさせようとする「世間の声」は未だに根強く残っていると感じます。

  • 危ない橋を渡るな
  • いい会社に就職しろ
  • 会社を辞めるのは甘えだ
  • 結婚して子供に不自由をさせることなく育て上げることで立派な大人になれる

気を抜くと、こういった「世間の声」に流されて人生の大半を棒に振ってしまいます。

父もその一人だと言えるでしょう。

「やりたいことは定年してからやればいい」という意見は一般的ですが、この考え方は『やりたいこと』を軽視した発言です。

定年してから健康な身体がある保証はどこにもありません。

ましてや、父のように命がある保証もどこにもありません。

『やりたいこと』が定年してからできる保証はどこにもないのです。

古代ローマの哲学者「セネカ」も似たようなことを言っていて、特に「ほんまそれ」と思ったのを引用しておきます。

われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである。

セネカ「人生の短さについて」より

哲学者って回りくどい言い方をよくするのでわかりにくいのですが、この発言はとても簡潔でグサッと刺さる言葉ですよね。

気になった方は図書館で借りてみてください。

言いたいことをまとめると、私にとって『義務』よりも『やりたいこと』をするほうが人生に幸福をもたらします。

だから、確実に叶えたいのは『義務』ではなく『やりたいこと』です。

そうやって優先順位を決めてたら、就社して1年で会社を辞め、こうしてブログを書くに至りました笑

最後に

今回は『やりたいこと』を優先する人生を生きること決め手となった、「父の死」についてでした。

ちなみに私の『やりたいこと』は社会的つながり、経済的自由、エコの両立を目指す次世代コミュニティ『タイニーエコビレッジ』を作ることです。

誰もが『やりたいこと』を優先して生活できるようなコミュニティです!

下記ページにプロフィールとセットで書いていますので、是非読んでみてください!

thesaviour.hatenablog.com

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。