地図にない山の中にAmazon配達をお願いしてきてくれるのか検証してみた【土地開拓記#7】
前回記事にて、ソーラー発電用のバッテリーをジモティーで格安でゲットしたことを書きました。
今回の記事はその日テントに帰ってきてからの話です。
『初めてAmazonで配達を頼んでみた』というシンプルな内容なのですが、頼んだ場所が特殊なおかげで検証に値する内容になったのでシェアしようと思います。
題して『地図にない山の中にAmazon配達をお願いしてきてくれるのか検証してみた』です。
配達先がどう特殊か
「冒頭で配達をお願いした場所が特殊だった」と書きました。
どんな場所かというと、私が小屋暮らし用の土地として購入した山林にある土地です。
詳細はコチラの記事で紹介しています。
具体的にどう特殊かというと、こんな感じです。
- 地図に載っていない
- 道が舗装されていない
- 街灯もない
それぞれ順に見ていきます。
1. 地図に載っていない
これは当日に配達業者さんから電話があってわかったことなのですが、私の土地はゼンリンの地図に載っていないそうです。
そのため、配達業者さんは私の土地がどこにあるのかわからずに電話をかけてきたということです。
おそらく、ゼンリンの地図は住宅がある土地の住所しか載せていないのだと思います。
私の土地は現状テントしかない空き地なので、載っていなくて当然かもしれません。
2. 道が舗装されていない
山の中にある土地のため、土地にたどり着くまでの数百メートルの道が舗装されていません。
更にハイエースがギリギリ通れるか通れないかくらいの狭い道幅です(私はハイエースで通れる自信がありません。)
もしうまく運転ができなかったら、土の溝にはまってしまい大変なことになります。
私はバイクでその道を通っていますが、雨の日はぬかるんでいてバランスを崩してしまうこともあります。
しかも頼んだ日は残念なことに雨。
配達の日時変更も考えましたが、翌日には台風が来るとの予報。
だったらまだ普通の雨のうちに来てもらった方がベターだと判断しました。
しかし道の状態はかなり悪く、こんな感じの宅配トラックで来るのはむずかしそうです。
3. 街灯もない
そんな狭くて舗装されていない道。
もちろん電灯のひとつもありません。
そのため、乗り物のライトだけが頼りですが、何しろそれは山の中です。
初見だとかなり怖いです。
配達員さんがびびって来てくれなくても責められないレベルです。
検証結果:届けに来てくれた!けど予想外の配達スタイル
「地図に載ってない」「道が舗装されてない」「明かりも全くない」の3ナイ拍子のそろった土地で配達をお願いしました。
結果から言うと、届けてくれました!!
しかし、普通とは違う配達スタイルでしたので、細かい状況を説明します。
配達前に業者から着信アリ
私が指定した時間は19-21時でした。
ついに開拓地でAmazon注文してみました。
— 山小屋暮らしのまさや (@thesaviour_mkt) October 7, 2020
真っ暗なので安全運転でなんとか届けてきてください🙏 pic.twitter.com/kzhvm1LA2T
19時30分頃に着信があり、配達業者さんからでした。
地図に載っていないため、どこに土地があるのか確認するために連絡したとの事。
不在時に電話をもらうことはありましたが、配達前に連絡をもらうのは初めての経験でした。
おそらくですが、いたずらや住所入力ミスの可能性をつぶす意味も含まれているのだと思います。
幸いにも、以前知り合った近隣の人(200mくらい離れている)のところまではわかるとのことなので、口頭でその先のルートを案内して電話を切りました。
再度着信アリ
しばらくして再度業者さんから着信。
「近くまで来たが、どこかわからない」とのこと。
そりゃそうですよね。こんな辺境の土地わかるわけないよな。
ということで、配達員さんがいる辺りまで迎えに行くことに。
雨の中あるいて来てくれた!
テントを出て2分くらいして、配達員さんと合流しました。
かなり土地の近くまで来てくれていました。
暗くて遠くからは見えませんでしたが、近づいてその姿にびっくりしました。
まさかの徒歩で懐中電灯を片手に、もう片手に荷物をもって運んできてくれたのです。
傘をさしていないので、配達員さんはびしょ濡れです。
なんでも以前、別の配達員さんがトラックで通って脱輪させてしまったようで、それ以来トラックで通ってはいけないことになっているようです。
やばい、感動と感謝しかありません。
— 山小屋暮らしのまさや (@thesaviour_mkt) October 7, 2020
なんと道がぬかるんでいるため、わざわざ歩いて届けに来てくれました。
傘も指していなかったので、配達員さんもかなり濡れてたっぽい。
これから配達お願いする時は、雨の日は避けるようにしよう… pic.twitter.com/dAjJ41TdYb
最後に:日々働いてくれている皆様に感謝
というわけで、辺境の土地で配達を頼んでみた結果、無事に荷物を届けてくれました。
しかし、雨の日の夜に届けさせてしまい、配達員さんに申し訳ない気持ちになりました。
彼らは仕事で配達をしているので、指定された時間に届けるのは当然と言えば当然です。
でもそうして自分本位の注文ばかり押しつけていると、本来つらくないはずの仕事をつらくさせてしまうかもしれない。
かつて荷物を投げた動画が話題になりましたが、あれも時間指定するくせに留守にして荷物を受け取らない客に対するイラつきが原因だったはず。
本来ハードでないはずの仕事が、思いやりのない客のせいでハードな仕事になってしまうことはとても残念なことです。
客と店員の関係以前に『人と人』です。
やってもらって当たり前の精神ではなく、思いやりをもち、常日頃から感謝の気持ちを伝えるのはどんな人間関係でも重要ですよね。
今回の件でそれを強く感じたので、せめてこれからは晴れの日中に時間指定しようと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。