【生活費2万円のローコストライフ】Bライフとは?基本的考え方、誰が向いているのかを説明します
Bライフやセミリタイヤを始めるにあたって、事前にいくらくらいの収支になるかを考えておくのは、固定給がある人よりも重要です。
「想定していたよりもお金がかかってしまった!」と騒いでも後の祭りです。
再就職するか、バイトに明け暮れる日々になってしまいます。少なくとも望んていた生活とは真逆になってしまいます。
そこで、私がBライフを実際に計画した時に行った収支のシミュレーションを紹介しようとおもったのですが、そもそもBライフとは何なのかということを知らないとあり得ない数字に見えてしまうと思います。
そのため、今回はまずBライフの基本的考え方として、Bライフの収支表を紹介した後、Bライフとは何なのか、誰がBライフに向いているのかを説明します。
※収支表の各項目の具体的な紹介については、各項目説明編として記事を執筆予定です。
【毎月の支出は2万円から】Bライフの収支表
以下がBライフの収支シミュレーションの結果です。私がBライフを始めると以下のような収支が基本になる予定です。ちなみに収入欄は、時給1,000円で週に約20時間働き、年間で98万円の収入を得ることを想定しています。
項目 | 支出 | 年間合計 |
---|---|---|
合計 | ¥61,951 | ¥743,408 |
給与 | ¥81,667 | ¥980,000 |
食費 | ¥-10,000 | ¥-120,000 |
バイク | ¥-2,500 | ¥-30,000 |
税・社会保険 | ¥-2,050 | ¥-24,600 |
日用品 | ¥-2,000 | ¥-24,000 |
健康・医療 | ¥-1,666 | ¥-19,992 |
水道・光熱費 | ¥-1,500 | ¥-18,000 |
衣服・美容 | ¥0 | ¥0 |
住宅 | ¥0 | ¥0 |
通信費 | ¥0 | ¥0 |
教養・教育 | ¥0 | ¥0 |
月に2万円あれば生活が回ってしまいます。ここまで支出を抑えることが出来れば、時給1,000円で週に20時間働くだけで年間70万円以上も貯金することが出来ます。
逆に、この収入で家賃6万円の賃貸に住んでしまえば年間支出に72万円が加わり、1年でたった1万円程度しかお金が貯まりません。それくらい家賃は人の支出の大半を占めています。
『月に2万円あれば生活できること』を知ること自体が重要
「どれだけ質素な生活になるんだ」 「娯楽無しの生活なんてありえない」
こういった意見、あって当然だと思います。
上記の収支表はあくまで『最低限の生活』した場合です。必ずしも2万円で生活しなければならないわけではないです。
むしろ、お金をかけたいところはしっかりお金をかけるべきです。どうしても叶えたいことや欲しいものがあれば話は別ですが、過度な節約をし続けることで幸せにつながることはありません。
しかし、『月2万円で生活できる』ことを知っておくだけで人生の選択肢が増えることも確かです。
生活に必要なお金が少ないということは、好きに使える時間がたくさんあることを意味します。好きに使える時間は文字通り好きに使うことが出来るので、よりたくさん働いてお金を稼ぐこともできますし、ビジネスに挑戦する余裕もできますし、もちろん好きなだけ寝ることもできます。
つまり、Bライフは生活のための労働をやめ、みんなが本当にしたいことが出来るための手段として有効なライフスタイルと言えます。
Bライフとは生活コストを最小限に抑えて労働の時間を減らす生活の仕方のこと
では、そもそもBライフとはなんなのか。
Bライフとは、寝太郎さんこと高村友也さんが作った造語です。高村さん自身もいろんな意味で使っているため、定義は曖昧ですが、ざっくりというと、Bライフとは『自由に生きるために生活費をローコストにするライフスタイル』と言い換えられるでしょう。
安い土地を買って、そこにテントを張るなり、ダンボールハウスを作るなり、自分で小屋を建てるなりして住んでしまおうというライフスタイルです。 (中略)ベーシックライフ(固定費を抑えた必要最低限の生活)、ベイビッシュライフ(素人が試行錯誤で遂行できる生活)、ぼっちライフ(一人で立ち上げ一人でやりくりできる自己完結的な生活)、B級ライフ(普通の賃貸暮らしをA級とすれば、B級生活)、ビギニングライフ(自分の人生の原点・出発点。いつでもここに戻ってくればいいと思える拠点)、ボヘミアンライフ(心身ともにノマド的・非定住的であるための拠点の確保)、などを意味しています。
出来るだけDIYをすることにより、ローコストで生活が回るようにする
Bライフの基本はDIYです。それがお金がかからない手段であることが多いからです。
例えば、一般的に家はハウスメーカーにお金を払って建ててもらいますよね。自分で建てる代わりにお金を払っています。家をハウスメーカーにお願いして作ってしまうと、非常に多くのお金がかかります。
- 材料費
- 人件費
- 手数料
- メンテナンス費
- 登記代
- etc...
だから多くの人はローンを組み、将来も家の費用を払うために働くことを約束します。
一方で、Bライフでの住居は基本的に小屋やテントをDIYします。自分で時間をかけることで、お金がかからないようにします。
「自分で家が建てられるわけがない」「そんなにお金がないから無理」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。誰でも時間をかければ100万円以下で小屋は建てることは可能です。実際に工具を握ったこともない多くの方々が100万円以下で小屋を建てています。
また、小屋と言ってもボロボロの小屋とは限りません。立派な小屋が建てたいならコストを増やしていい素材を使えばいいですし、もっとコストを抑えたいならダンボールとブルーシートで寝床だけつくってもいいです。
いずれにしても、バイトで1年間働けば十分に貯められる金額なので、だれでも小屋自体は建てることが出来ます。
同様に、土地も低コストで買うことは可能です。自分の条件に合う土地を探すには時間がかかるかもしませんが、多くの人が100万円以下で土地を買い、Bライフを始めています。
また、Bライフを始める際の初期費用に関しては別記事で書く予定です。更新時はツイッターで通知予定です。
誰がBライフに向いているのか
こんな人に向いている
Bライフには以上のような特徴があるので、こんな人に向いています。
- 生活費のためにフルタイムで働きたくない
- 時間に縛られず、自由に好きなことをしたい
- DIYや工夫をすることが好き
こういった人は不向き
逆にこういった人は不向きです。
- お金で物事を解決する傾向にある
- 華美な生活をしたい
- 生活に関して特定の固定観念がある
最後に
以上、今回はBライフの収支表の紹介、Bライフとは何なのか、誰がBライフに向いているのかを説明しました。
収支表の各項目の具体的な紹介については、各項目説明編として記事を執筆中ですので、Bライフに少しでも興味が沸いた方はツイッターのフォローをおすすめします。
また、Bライフの基礎知識については下記の寝太郎さんの書籍を読めば理解できます。