なぜGoogleの検索結果は「内容が薄い」と感じるのか【分析まとめ編】
ユーザーが薄い情報を求めているのかも?
以前書いた「【Google検索オワコン】知識ゼロでググってるだけだと高確率で失敗する理由」という記事で、「Google検索で得られる情報はかなり浅い」とGoogleのSEO(どの検索結果を上位に持ってくるか選ぶ仕組み)に対して批判的な内容を書きました。
しかしその記事を書いた後に、『SEOが悪いんじゃなくて、ユーザーがそれを求めてるからなのかもしれない』と思う瞬間がありました。
それは、日本語と英語で同じ内容の検索をした時でした。
以前からうっすらと感じていたのですが、今回はハッキリと感じたことです。
それは以下の点です。
- 英語の記事に比べ、日本語の記事は情報量が少ない
- 英語の記事に比べ、日本語の記事は見やすい
ひとことでいうと、「日本語の記事は、内容が薄い代わりに、記事全体が見やすいため、わかった気になりやすい」ということです。
本来、検索の結果はSEO(検索エンジンの最適化)によってユーザーが求めている結果を表示するようになっています。
もしSEOがユーザーのニーズにちゃんと答えているのであれば、日本語の検索結果で内容が薄いものばかりなのは『日本語ユーザーが内容の薄い情報を求めているから』ということになります。
では、具体的にどんなところで「日本語の記事は、内容が薄い代わりに、記事全体が見やすいため、わかった気になりやすい」と感じたのか。
思いのほか長くなってしまったので、今回から3編に分けて紹介していきます。
- 分析まとめ編(本記事)
- 日本記事分析編
- 英語記事分析編
先に言っておくと、このシリーズを最後まで読んでもGoogleのSEOが優れているかや、腐敗してきているとかいうことはわかりません。
あくまでも「私が日本語記事と英語記事で比べるとき、内容がどのように違うと感じたのか」を紹介するだけです。
その点、ご了承ください。
また、比較記事ではありますが、諸事情によりサイトのスクショや内容の引用は行いません。
下記にリンクを貼っておきますので、実際のサイトを見ながら当記事を読んでいただけると一層理解いただけると思います。
【2020年版】おすすめのTwitter管理ツール15選を徹底比較 - 起業ログ
5 Best Twitter Tools - 2 Are Better, 1 Is Free (2020)
日英の比較まとめ
具体的な分析は長くなってしまったので、先に結論だけ表にしました。
日本語記事 | 英語記事 | |
---|---|---|
特徴 | 求める情報の結論だけ簡潔に提供する | 結論に至るまでの理由や判断基準を細かく説明し、ニーズに応じた複数の結論を根拠と共に提供する |
注意点 | 結論に至った根拠や背景の情報が乏しいため、自分で判断する材料としては不向き | 「結論だけ知りたい」「サクッと検索したい」人にとっては読みにくいことも |
日本語記事は結論重視
やはり想像通り、日本語記事は結論を重視し、理由や判断材料といった、『根拠』に関する見出しはあるけれど、具体的な情報は乏しい傾向にあります。
形式的な『根拠』に関する見出しがあるため「わかったつもり」になりやすいです。
そういった見出しの中身を空けてみると、当たり前のことしか書いていないことが多いですが、急いでいる人や考えずに結論だけほしい人にとっては好都合です。
まとめると、日本語記事はサクッと結論だけ知りたい人が「わかったつもり」になって、満足して記事を読み終えるのにうってつけの記事構成と言えるでしょう。
これは以前紹介した、バイク選びの情報収集をしていた時に感じたこととまったく同じです。
英語記事は過程も重視
英語の記事は、結論に行く前に前提条件や判断基準をしっかりと説明する傾向にあります。
また、「ニーズ別早見表」があったことから、ニーズによってベストな選択が違うことを意識した書かれ方がされていると感じました。
そのため、じっくりと読み込んで理解しがいのある構成になっていることが多いです。
日本語記事と同じ感覚で英語記事を飛ばし読みすると、なんのことを言っているのかわからなくなります。
逆に言うと、丁寧な説明が多いため、サクッと答えだけ知りたい人にとっては不便に感じてしまうかもしれません。
最後に
今回から、なぜGoogleの検索結果は「内容が薄い」と感じるのかを、日本語記事と英語記事を比較することで検証する記事を書いていきます。
本記事は第1編として、検証することにした経緯と検証結果を紹介しました。
みなさんは最近のGoogleの検索結果、どう感じていますか?
Twitterや本ページの下のほうにあるコメント欄で意見を教えてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。