セミリタイアして充実した日々を過ごすために必要なたった一つの素質
2019年で社会人になり、1年で退職した私。
実は、社会人になる前から『会社を辞めたい』と思っていました。
そんな私は現在無職ですが、会社員時代に比べてやりたいことに時間のすべてを使える充実の日々を過ごしております。
今回の記事ではセミリタイア後に充実した日々を過ごすために必要な素質を、私の会社員時代と現在の経験を交えてお話しします。
「そりゃニートでやりたい放題なんだから楽しくて当然だろ!」と思われるかもしれませんが、ちょっとだけ話を聞いてください。
私は決してこの記事で自慢したいのではありません。
この記事を書く理由は2つあります。
- フルタイムワークを辞めて充実を感じられている人間はどんな素質を持っているのかを知ってもらうこと。
- フルタイムワーク以外の生き方をもっと広めていきたいと改めて強く思った経験の記録として。
つまり、この記事から皆さん得られるメリットはひとつめの部分です。
この記事から少しでも何かを得ていただければとてもうれしいです。
充実のセミリタイアに必要な素質は『やりたいこと』があること
結論から述べます。
セミリタイアして充実できる人の素質とは『やりたいこと』が必ずあることです。
それは小さなことから大きなことまで含まれます。
- ゴロゴロしてたい
- 小説を書きたい
- カフェを開いてみたい
- ゲーム実況者として人気になりたい
- 語学をマスターして異国の地で暮らしたい
しかしなんでもいいわけではなく、以下の質問にYESと答えられるもののほうが向いています。
「あなたの『やりたいこと』はフルタイム並みの時間を費やせるものですか?」
この質問が重要な理由はたった一つ。
『やりたいこと』がそこまで多くないのにリタイアしても、時間を持て余すだけになってしまうからです。
年末年始休暇の過ごし方の例を挙げて考えてみます。
休暇期間は12月28日~1月5日までの9日間とします。
AさんとBさんは二人とも『やりたいこと』があります。
どちらの『やりたいこと』のほうが充実のリタイア生活を過ごす適正があるかを考えながら読んでみてください。
- Aさんは、仕事疲れを癒すために28日から31日までは家でだらだらと過ごしましたが、年明けからは前からやってみたかったブログをはじめた結果、あっという間に1月6日が来てしまいました。
- Bさんは、かねてから計画していた『やりたいこと』リストを実行に移し、家の大掃除や新しいエアコンの購入、映画の視聴などをやりました。年内にすべてやり終えてしまったので、年明けからはやることがなく、YouTubeを観て時間をつぶしました。
いかがでしょうか。
AさんもBさんも『やりたいこと』を無事に実行できて、なかなか悪くない休みの過ごし方だと思います。
より適正があるのはAさん
しかし、セミリタイア後に充実した日々を過ごせる適性が強いのはAさんです。
Aさんは年末は仕事の疲れを癒すためにだらだらしてしまいましたが、エネルギーさえあれば1日の大半を費やせるほどの『やりたいこと』を持っています。
少し話は逸れますが、Aさんが年末にだらだらしてしまった気持ちは痛いほどわかります。
フルタイムで働いてたら、本当に疲れがたまります。
疲れて家に帰って、そこから何か生産的なことを出来るのは素晴らしいことです。
それくらい、一般的な人には難しいことだと思います。
帰宅中の電車、周りを見渡すとみんなゲームや動画で時間を潰してる。
— 山小屋暮らしのまさや | ゼロ小屋 (@thesaviour_mkt) 2020年9月16日
もっと生産的なことしろよ!って一瞬思ったけど、会社員時代の私も似たようなものだった。
フルタイム勤務の後に生産的なこと頑張るって相当キツイ。
短時間労働でも暮らせる生き方がもっと広まるべき。
私は入社直後は残業がほとんどなかったため、帰宅後も『やりたいこと』に時間を使えていました。
しかし、入社10か月後くらいから残業が徐々に増えました。
そして退職を決めるころには、21時に退社することも珍しくなくなっていました。
さすがにこんな状態で『やりたいこと』をするのはかなり厳しいですよね。
と、少し話がそれてしまいましたが、おそらくAさんは、実際にセミリタイアしても忙しいほどに『やりたいこと』に没頭する日々を過ごす可能性が高いです。
『やりたいこと』のボリュームが少ないBさんは労働時間多めのセミリタイアがおすすめ
一方でBさんは計画性があり、だらだらせずに実行しましたが、年内に終えられてしまう程度の『やりたいこと』でした。
Bさんがセミリタイアしても、1日の大半を費やせるほどに没頭できる『やりたいこと』がない限り、例の年明けからの生活のように時間をつぶす退屈な日々が続くと思います。
とはいえ、Bさんはだらだらせずに『自己管理力』があるため『やりたいこと』さえ見つけることが出来れば、Aさんよりも充実させられる可能性は十分あります。
というのも、『自己管理力』もセミリタイアを成功させるための大きな要素だからです。
詳細は以下の記事で記載しています。
『やりたいこと』がない人は案外多いらしい
私の身の回りで聞いた話なので完全に主観的な主張ですが、『やりたいこと』がない人って結構多いみたいですね。
私の母もフルタイムの仕事を辞めたことを友人に話した際、
- 「仕事辞めて何するの?暇になるんじゃない?」
と返されることがかなり多かったようです。
話を聞くと、そう返した人はみな「仕事がないと暇」なのだそうです。
つまり、母の友人には『やりたいこと』ことがない人たちが多いということですね。(もちろん仕事が『やりたいこと』なのであれば話は別です)
こういう人は、フルタイムで仕事をして、社会的な承認欲求を満たしたほうが幸せになる可能性が高いでしょう。
最後に
今回の記事では、充実したセミリタイアに必要な素質として『やりたいこと』があることを説明しました。
しかし、これはあくまでも私が考えた一例でしかありません。
おそらくセミリタイアやサイドFIREに向く人間のパターンはこれだけではないと思っています。 今回紹介した『やりたいことがたくさんある』という素質のパターンはきっとその中のひとつにすぎないのだと思います。
『やりたいこと』がなくても、そういう人に向くリタイアの仕方はきっとあると思います。
だから、もっと働き方や生き方にバリエーションが生まれればいいなと思っています。
ちなみに私は充実の日々を過ごしているとは言いましたが、このままだと収入源がないため年明けあたりからはパートをする予定です。
ですので、この充実の日々をずっと過ごせるわけではないのが残念です。
とはいえ、やはり生活費稼ぎの労働で人生の大半を縛られていないことは大きな幸福につながることが分かってよかったです。
最後までお読みいただきありがとうございました。