単管パイプカーポートの設計図紹介【カーポートDIY #1】
現在、ライフライン整備の第1ステップとしてカーポートの建設を進めています。
(なぜ小屋ではなくカーポートをはじめに建設するか知りたい方はこちらの記事参照です)
ようやく段落着いたので、これからカーポート建設シリーズとして記事にしていきます!
初回記事である今回はまず、私が建設中のカーポートの設計図の紹介をします。
動画でも同様の内容を説明していますので、文字がまどろっこしい人はどうぞ!
なぜ小屋より先にカーポートを建てるのか【単管パイプカーポートDIY #1】 - YouTube
設計図紹介
早速カーポートの設計図です。
- 寸法は3500×3500mm、高さは片流れ勾配で2500-2000mm
- 骨組みは単管パイプ
- 屋根はガルバリウム波板
なぜ上記のように決定したか、項目ごとに触れていきます。
寸法:雨水取得量に影響する屋根の広さから逆算
私はカーポートをクルマを停めておくスペースとして使用する訳ではありません。
あくまでも雨水利用に必要な屋根を確保するためです。
そのため、カーポートの寸法は必要な屋根の大きさである10平方メートルを確保出来るようにしました。
併せて読みたい
※後にカーポート自体の寸法は屋根よりも小さい必要があることがわかったため、実際は設計よりも10数センチ程度小さいです
高さを2500-2000mmにした理由は、
- 単管パイプの単位が500mmで、カット無しで勾配をつけたかった
- 人が不自由なく出入りできる高さ
- かつ高すぎない(高さと風にあおられる強さは比例する)
- 更に軽自動車くらい停められれば将来的に便利かも
こんな感じです。
※建築する地面が平坦でなかったことと、基礎で高さを調節できなかった結果、設計よりも400mm程度低くなってしまいました
単管パイプ:コスト、拡張性と建築難易度から
骨組みに単管パイプを選んだ理由は、木材よりも素人が扱いやすくてやり直し&拡張が簡単だからです。
コストも2000mmが1本あたり1000円前後とそこまで高くありません。
また、ホームセンターで売っていますし、ネットでも情報が豊富だったことも理由の一つです。
ガルバリウム波板:コストと取水効率から
屋根材は迷わずガルバリウム波板にしました。
ほかにはポリカやトタンなどが屋根材として挙げられますが、雨水利用をする際にはガルバリウムが最適です。
理由は以下の通りです。
- 金属のため雨水が屋根材に染み込みにくく、取水割合が高い
- トタンよりも錆びにくい
- 値段もリーズナブル(6尺1000円前後)
- ホームセンターで手に入りやすい
設計時に気をつけた点
設計の際に気をつけた点がひとつあります。
それは、カーポートの開口部の向きを南側にしないことです。
この点は台風が来る地域では気をつけるべきです。
開口部(高さが2500mmの方)を南側にしてしまうと、台風が来た時に風にあおられて屋根がはがれたりしやすくなります。
南側さえ避ければいいのですが、私は土地前の通路との兼ね合いで北側に開口部が来るようにしました。
不明点
設計自体は出来ましたが、不明な点は残ったままです。
それは強度計算についてです。
どの程度の台風や地震に耐えられるのかを計算する方法が分からないため、強度について設計時点で把握しておくことができません。
また「どのくらいの間隔(スパン)で柱や垂木を設置するべきか」というのも不明確です。
基本的にはネットで実際にカーポートDIYをしている方の情報を参考にしましたが、その情報の正確性はありません。(参考にした情報源は記事後半で紹介しています)
そのため『このくらい柱があればこのくらいの台風や地震に耐えられる!』という確証はまったくありません。
これは、私の土地のような周囲に人がいない個人的なDIYの範囲であれば自己責任の範疇に留まるため、大きな問題ではありません。
しかし、将来的にはコミュニティ規模で建築物を作ろうと思っているため『強度計算』については今後の課題です。
素人設計のため現場修正前提
強度計算が出来ないということは、完璧な設計とは程遠いということです。
そのため実際に建ててみてぐらつきなどがあれば、補強する必要が発生します。
設計時に参考にした情報
参考までに、私がカーポートの設計をする際に使用した主な情報源を載せておきます。
- DIY 日曜大工で家を作る『単管パイプでウッドデッキの基礎を作る』
- 総合リサイクルショップフラワー『単管パイプ車庫 ②骨組み』
図面作成の仕方は別記事にて記載しています。
最後に
今回はカーポートの設計図や注意点などを紹介しました。
雨水利用の手段としてのカーポートなので、タンクや雨樋の設計もしなければいけませんが、それはカーポートを完成させてから行う予定です。
これからできるだけ分かりやすく建築記事を書いていきますので、楽しみにしててください!
最後までお読みいただきありがとうございました。