マイノリティほど英語が役に立つ理由
私は学生時代にオーストラリアに1年間の交換留学に行ったこともあり、一時期は英語の勉強ばかりしていた時期があります。
留学後、対策せずに記念受験したTOEICのスコアは約900点あり、英語に対する苦手意識はありません。
一方で、英語を活かした就職をしたわけではないため、会社ではまったくといっていいほど英語を使う機会はありませんでした。
しかし、最近は英語と仲良くしていてよかったと思う機会が増えてきています。
雨水利用や環境に配慮するシステムに関する情報って、日本語だとかなり少ない気がする。
— 山小屋暮らしのまさや (@thesaviour_mkt) 2020年7月19日
こういったときに英語に抵抗がないと、情報量が格段に増えて、世界がかなり広がります。
大学時代に英語と仲良くしててよかった。 pic.twitter.com/9dltvcM7FG
雨水利用に関してもそうですが、以前書いた情報発信の作業方法である『バッチワーク』も英語のソースから知った言葉です。
英語が活用できる機会が増えているのは「会社を辞めてマイノリティになったから」のいうのはかなり大きな理由だと思います。
今回はマイノリティほど英語が役に立つというのを感じた理由を2点紹介します。
①マイナーな情報ほどボリュームが増えるから
情報量が圧倒的に違います。
日本語だけと比べて、英語を使えると本当に情報量が格段に増えます。
例えば、私は以下のポイントに関して自分が日本においてマイノリティだと自覚しています。
- 小屋暮らしやタイニーハウスへの興味
- アーリーリタイアやFIREへの興味
- 環境への意識やヴィーガンへの興味
これらの情報量をグーグルで検索した際のヒット件数で比較するだけでもこれだけの差があります。(2020年7月24日時点)
キーワード(英語) | 日本語 | 英語 | 日本語比較 |
---|---|---|---|
タイニーハウス(tiny house) | 1,380,000 | 994,000,000 | 720倍 |
アーリーリタイア(early retirement) | 413,000 | 311,000,000 | 753倍 |
ゼロウェイスト(zero waste) | 366,000 | 515,000,000 | 1407倍 |
食べ物(food) | 156,000,000 | 10,370,000,000 | 66倍 |
私の興味のある情報は、英語で検索した場合、日本語の700倍以上もの情報量があります。
とんでもない差ですよね。
一方、共通して重要な「食べ物」という言葉は66倍程度の差しかありませんでした。
マイノリティであればあるほど、日本語だけで調べているのと、英語も使って調べているので相当大きな差になるのは明らかです。
「人口が多いから英語のほうが情報量が多いのは当たり前じゃないか!」
と思う方もいるかもしれません。
おっしゃる通りです。
しかし、それは反論になっておらず、情報量が正義とするなら英語を使えるほうがいいに決まってるのです。
さらに付け加えると、人口の差以上に英語は情報量が多いです。
日本語話者 | 英語話者 | 日本語話者比較 |
---|---|---|
1.2億人 | 15億人 | 13倍 |
英語話者と日本語話者の人口は13倍程度しか変わりません。
「食べ物」という言葉でさえ66倍も差は広がるのですから、なおのこと英語の重要性がわかるかと思います。
②世界の広さを知ることで、自信をもってマイノリティとして生きていけるから
日本はマイノリティが生き辛いと感じることが多い国です。
大学では国際系の学部にいたこともあり、メジャーなマイノリティである『ハーフ』の人たちや外国人留学生たちがたくさんいました。
彼らはマイノリティでないことが理由で、とても生き辛い経験をしてきています。
私も留学先では、日本人がほぼいない地域だったため、超マイノリティでした。
しかし、日本にいる留学生が経験してきたような生き辛い経験をすることはほとんどありませんでした。
今や私も日本でマイノリティです。
肩身が狭いと感じる機会もあります。
- 退職するときに会社の人や同僚に話した時の反応
- 親戚や彼女の両親に話した時の反応
賛成してくれる人はかなり少数派で、80%が理解を示さない、残りの約20%が反対するといった具合です。
私のことを多少なりとも知っている人でさえこれですから、世間の反応はきっと反対の意見が大多数になるでしょう。
もう一度言いますが、日本はマイノリティが生きにくい国です。
日本でマイノリティである以上、辛い経験をすることは避けられないと思っています。
- 孤独を感じるとき
- どうしても苛立ちを覚えてしまうとき
- 自信を無くしてしまうとき
絶対にあると思っています。
そんな時、日本以外の世界を知っておくことで自信を取り戻せます。
世界中には自分と同じ意志や気持ちをもって、同じ行動をしている人がいると知っているのは、本当に心の支えになります。
もちろん日本内だけでもきっと同志はいますが、仲間は多ければ多いほどいいでしょう。
世界は広いです。
いろんな人が、いろんな生き方をしています。
他人に危害を加えないのであれば、みな自信をもって生きていいのです。
そう改めて思うことができるのです。
まとめ
今回はマイノリティほど英語が役に立つ理由について書きました。
いま英語や外国語ができない人でもやりようはいくらでもあります。
- 語学学習を始めるのも良し
- 翻訳を使いまくって外国の情報に触れるのも良し
とにかく日本語以外の情報に触れることは精神を豊かにするので、マイノリティの方は強くおすすめします!
最後までお読みいただきありがとうございました。